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<豊島>産廃問題、忘れさせない 公害調停10年で植樹や集会(毎日新聞)

 ◇完全撤去へ団結

 大量の産業廃棄物が不法投棄された香川県の豊島(土庄町)。国の公害調停が成立して丸10年を迎えた6日、記念の植樹や集会が豊島であり、住民や弁護士、市民団体、真鍋武紀知事ら約200人が参加した。この10年の歩みや住民運動の意義、それぞれが主体的に行動して問題の解決を目指す「共創の理念」を確認。「廃棄物の処理を最後まで終了させるよう努力を続ける」「心豊かで緑豊かな島、環境保全のシンボルに」などと、産廃の完全撤去と島の再生に向けた決意を新たにした。【三上健太郎、広沢まゆみ】

 産廃関係では6年ぶりに豊島を訪れた真鍋知事は処分地に出向き、「豊島のこころ 資料館」前に島の再生を願ってオリーブ2本を植樹した。「豊島を出発として環境を大事にする県にしていきたい」という思いを込め、「豊島からの環境立県」と記した碑も立てた。

 その後、調停成立時の住民側のリーダーで、01年に亡くなった安岐登志一さんの墓に参った。安岐さんの妻英子さん(76)は「主人も喜んでいます」と感慨を語った。

 土庄町立豊島小体育館で行われた集会では、調停申請人549人のうち、亡くなった200人以上の住民に黙とうをささげた。真鍋知事、豊島廃棄物処理協議会の岡市友利会長、豊島廃棄物等管理委員会の永田勝也委員長、大川真郎弁護士が、10周年の思いを語った。

 真鍋知事は「安全と環境保全を第一に、情報公開を徹底する」と改めて約束。早稲田大教授の永田委員長は、「循環型社会の目指す方向性はリサイクルではなく、できるだけごみを出さないことだ」と解説。教育現場での取り組みや豊島で学ぶ意義を語った。

 集会を終え、廃棄物対策豊島住民会議の浜中幸三議長(63)は「10年たって関心は薄れてきたが、もう一度初心に帰って団結してやっていきたい」と誓い、児島清高さん(35)は「節目の式典で、産廃問題を忘れさせない良いきっかけになると思う」と話していた。

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by isnno37fes | 2010-06-15 18:14
【50億キロの旅路 「はやぶさ... >>


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